サントリーホール

 続きを読む東京・赤坂のアークヒルズの一角にあるコンサート専用ホールで、1986年に誕生し、音響や立地の良さから世界のトップクラスのオーケストラや著名なアーティストの公演の多くがこのホールで行わている。客席数2,000席を超える大ホールは、ヴィンヤード形式と呼ばれる舞台を客席が取り囲む、演奏者と聴衆が一体となって臨場感あふれる音楽体験を共有できる形式を採用している。これは、故ヘルベルト・フォン・カラヤンの助言により、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠であるベルリン・フィルハーモニーコンサートホールを範として設計された。開館21周年にあたる2007年全館のリニューアルに伴い、「ブルーローズ」という名称が与えられた小ホール客席は可動式で、フロア面積も演奏者がすぐ傍に感じられる広さ。このため、自由な発想で、新しい音楽空間を演出することが可能。演奏会の他、講演会などにも利用できる。