星薬科大学 薬用植物園

 続きを読む星薬科大学はSF小説家星新一の父星一が創設した大学で、人名が校名になっている数少ない学校である。品川区荏原（えばら）の大学キャンパス内に付設されている薬用植物園では、約3,000平米の敷地に薬用を中心とした有用植物約800種が栽培してる。園内はおおまかに樹木園、水生植物園、標本園、野草園、温室などに区分けされ、よく知られた民間薬や漢方薬、あるいは医薬品の原料となる重要な植物が見学できる。なかには有毒植物や染料、繊維、油糧、食用などに供する植物も栽培されている。温室内には熱帯産の薬用植物が集められ、スパイス原料やトロピカルフルーツをつけた植物を見つけることができる。これらの植物も列記とした薬用植物で、植物名や薬効・成分などが紹介されている。