海外旅行保険の補償額をいくらにするか、目安は500~1,000万円

海外旅行ツアーの申し込みや空港、クレジットカードの案内でも必ずと言っていいほど目にするのが【海外旅行保険】です。そこで今回は海外旅行に行くにあたってどの程度の補償額が必要になるのか、実際の医療費についてなどをご紹介したいと思います。

海外旅行に必要な保険額

怪我・病気なども含めて実際の所どの程度の金額の保険に加入すれば安心して海外旅行を楽しめるのでしょうか。

これに関しては国や症状で様々なケースがあるので一概には言えませんが、「カカクコム・インシュアランス」が調査したみんながどの位の保険に入っているかという内容の集計結果を参考にすると以下のような感じになります。

死亡・後遺症は70%以上が1,000万円

このあたりは個々の考えにより大きな差が出そうですが、そうそう起こりえない事という事で保険料節約の為でしょうか、比較的低めに申し込んでいる方が多いような印象です。

クレジットカードに付帯する海外旅行保険の場合、死亡・後遺症については1,000万円前後、ゴールドになると3,000~5,000万円、多い物だと1億円というカード会社もあります。これを考えるとクレジットカード付帯保険でも十分そうです。

けが・病気に対する補償は75%以上が1,000万円

海外での医療費は日本に比べてはるかに高い・・・という事は後ほどご紹介しますが、傷害治療(けが)・疾病治療(病気)に対する金額は個人的な印象ではみんな結構高めにしているんだなという印象です。

例えばアメリカで救急車を呼ぶと1回80万超、入院個室で30万超とかなりの額がかかりますので余裕を見て1,000万と言うのは妥当な判断ではあるかと思いますが、ジェイアイ傷害火災保険行った集計結果では契約件数100万件以上のうち300万円以上の医療費は72件500万円以上の医療費は40件1,000万円を超えた物は18件という結果でした。

この結果からわかるように300万円以上の医療費がかかる確率は0.0072%以下。ちなみに日本で生活していて1年のうちに交通事故でケガや死亡をする確率は約0.5%~0.8%と以外に高めです。

個人的には1,000万はちょっと多すぎのような気もしますが、”保険”である以上最低でも500万円以上は確保しておきたいと考えています。

クレジットカードに付帯する海外旅行保険の場合、けが・病気に対する金額はゴールドであっても100万~300万程度の事が多く、クレジットカード1枚ではやや不安の残る金額です。この補償額は合算する事ができるので、海外旅行保険が付くクレジットカードを複数枚保有したり、クレジットカード+海外旅行保険のように組み合わせて利用するのがおすすめです。

海外での医療費は日本よりはるかに高額

3割負担で済む日本とは違い、海外で治療を受けた場合は個人の責任において全額負担する必要があります。また日本と比べて海外はそもそもの医療費が高い事もあり、保険無しで診察を受けるのはかなり勇気のいる行動になる事は間違いありません。

例えば日本で風邪をひいて病院を訪れた場合、3割負担でまあだいたいが1,000円台までで収まるでしょう。しかし海外の場合はそうはいきません。軽い腹痛で1分にも満たない診察を受けただけで$800(約8.8万円)というケースを実際に知っていますし、海外で救急車を呼ぼうものなら有料で20万円~、アメリカだと80万円になる事もあります。

海外で救急車?とピンとこないかもしれませんが、何も病気だけでなく海外旅行では体を動かす機会も増え、気分が上がる事も多く、不慮の事故や不注意によるケガが一番恐ろしい物であると考えています。

具体的な医療費の例がジェイアイ損害火災保険のHPにて公開されていますので、参考としてリンクを貼っておきます。

【ジェイアイ損害火災保険】海外での事故事例

海外旅行保険はクレジットカードの合わせ技で補おう

地域や日数などを入力するだけで推奨プランを提示してくれるので、一番何も考えずに済み手っ取り早いのは保険会社が販売している海外旅行保険に申し込む事です。

しかし、何かとお金がかかる海外旅行で少しでも節約したいのは事実。また多くの方はクレジットカードを1枚ぐらいは持っており、そのカードには海外旅行保険が付帯しているかもしれません。

それらを無駄にして別途海外旅行保険に申し込むよりは、複数社で合算ができる海外旅行保険の仕組みを利用し、複数の年会費が安いorかからないクレジットカードのうち海外旅行保険が付帯する物を保有する事によってほぼ出費無く、更にはカードへの入会キャンペーンなどで特典を受けつつ保険を手に入れるというのが一番のおすすめです。

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この記事を書いたのは
山口

人気の場所から治安の悪い国まで様々な国に渡航経験があり。多い時はホテルに月間15泊以上、海外野宿・ゲストハウス、民泊から一流ホテル、クルーズ船まで大概制覇。英語は全く得意じゃないけど何とかなっています。